はじめまして。秘密結社タクラム(一人)代表の山本です。私がなぜ「小さいけれど、確かな効果を得られるシステム開発」に注力しているのか、そして「どんな価値をお客様にもたらせるのか」について、少し長くなりますが、私自身の想いを正直にお話しさせてください。

日本の零細企業が抱える課題に、まずは“共感”から

これまで多くの中小零細企業の経営者とお話ししてきました。そこではしばしば「良いシステムを入れたいと思っているけれど、費用対効果のイメージが湧かない」「社内にITに詳しい人材がいなくて、どこから手を付ければいいのかわからない」「開発会社に相談すると、大規模プロジェクトになりそうで怖い」といった不安の声を耳にします。

大企業であれば、IT部門や情報システム部が整備され、潤沢な予算と人材リソースがあります。しかし中小企業の現実は違います。人手不足の中で日々の業務に追われ、売上や利益を確保するので手一杯。IT投資に充てるお金もビジネスが軌道に乗っていないと捻出できません。だからといって「効率化できる部分」を放置していると、いつまでたっても社長やスタッフの負担は減らず、経営基盤が脆弱になるばかりです。

こうした状況を見るたび、「本当に必要な部分だけをうまくIT化すれば、負担を軽くしながら業績を伸ばせるのに」と歯がゆい思いをします。もちろん大企業や大手開発会社に依頼する選択肢もあるでしょう。しかし、そこで提示されるのは総合的なソリューションと高額な開発予算だったりするもので、気軽に試せる規模ではありません。

だからこそ私は“小さくても本質的な解決ができるシステム開発”をライフワークとして取り組んでいます。大げさな開発は必要ないのに、大げさなコストばかりかかってしまうことがないように。限られた予算の中で、最も効果を出せるところから着手することが何より大事だと考えています。

既存ソフトウェアの積極活用 ~本当に必要な部分だけ、新たに作る~

代表一人の組織なので、むやみに多機能で大規模なシステムを受注すると、私自身の開発・保守のキャパシティーを超えてしまいます。それだけでなく、お客様にとっても大きなシステムの開発導入は、資金や打ち合わせなどの負担が大きい割にメリットを享受するまでの時間(≠開発・テスト期間)が長く、リスクも大きくなります。

私は「既存ソフトウェアを活用できる部分は、なるべく活用する」という方針です。これは私自身にもメリットがあります。一人でたくさんのシステムを抱えてしまうと、保守や運用の負担が大きくなり、お客様へのサポートが十分に行き届かなくなる恐れがあるからです。お客様にとっても、既存ソフトウェアやSaaSを使うことで、月額数千円~数万円ほどで安定的に機能を利用できる利点があります。作り込みすぎない分、導入時の初期コストも抑えられ、スムーズに業務へ組み込むことが可能です。

究極、ちょっと便利なExcelシートを一つ作れば済むのであれば、パッとそれをお作りして終わりにしたほうが良いですよね?

一方、どうしても既存のパッケージだけではカバーしきれない、“自社独自の業務フロー”があったり、いくつかのシステムを連携させたいという場合は、そこに絞って開発を行います。無理に全部を内製化するのではなく、「ここだけあればラクになる」という要素をしっかり掘り下げることで、投資コストと効果を最大化できると考えています。

PHP&MySQLを中心とした開発の理由 ~低コスト運用と保守のしやすさ~

私は主に、PHPとMySQLを組み合わせたオーソドックスなスタックで開発をしています。これは日本のレンタルサーバ環境で非常にポピュラーであり、一般的なレンタルサーバを使えばサーバメンテナンスの手間やコストをかなり抑えることができるからです。要件にもよりますが、月数百円~1000円程度で十分な性能が得られる場合がほとんどです。

一方「Node.jsやRuby on Railsのほうがトレンド感がある」「golangはパフォーマンスが良い」という声はよく耳にしますし、もちろん場合によってはそれらの技術を使うことも検討します。しかし、中小企業・零細企業にとっては、“安定した環境で長期的に低コスト運用ができること”が最優先だと私は思いますし、中身が何で作られているかにこだわるお客様は少ないです。
仮に耳障りの良さを優先してこういった技術を採用すると、VPSやクラウドサーバを自前で管理する必要があります。するとセキュリティパッチやサーバ監視などに手間とコストがかかり、毎月数万円以上の追加負担がかかることも珍しくありません。これは守りの予算であり、せっかく業務を改善しても「保守費用ばかりかさんでしまう」結果になりかねません。

それならその分のコストをシステム化範囲を広げるなり、いっそ福利厚生費にでも使ったほうが生産性が上がるだろう、ということです。

AIや数理モデルを活用した“ひと工夫” ~小規模企業でも先進的な取り組みを~

最近ではChatGPTをはじめとする大規模言語モデル(LLM)が普及し、ビジネスでも活用が進んでいます。大企業であればAIベンダーやデータサイエンティストを雇用して大規模プロジェクトを進めますが、中小企業・零細企業の場合、そんなリソースは用意できません。だからといってAIをまったく使わないのは、大きな機会損失だとも思うのです。

私のところにご相談いただく中小企業の方には、**“小さくてもAIのメリットを取り入れる方法”**をご提案することがあります。例えば、社内用システムにChatGPT的なAPIを組み込んで、データ入力の補助をさせたり、在庫の需要予測やスタッフのシフト自動作成を数理モデルでパッケージ化してしまったり。必要なところだけにAIを組み込み、現場の作業効率をぐっと高めるといった使い方です。

大掛かりなAIプロジェクトには手が届かなくても、身の回りの定型業務や、ルーチン化された判断業務は十分にAIで自動化・効率化できます。最先端の技術を“スモールスタート”で導入し、忙しい経営者や社員の方々の負担を減らすことが、私のやりがいの一つです。

“一緒に考え、一緒に育てる”が信条

大きな案件であれば、最初から要件定義がびっしりと固まり、仕様書が最低でも何十ページ、場合によっては数千ページにもわたることが一般的かもしれません。しかし、中小企業・零細企業の多くは、そこまで綿密な仕様書を最初から作るのは難しいですよね。実際にシステムを触ってみて初めて「こうした方がよかった」「ここが抜け落ちていた」ということが発覚するのはよくある話です。

だからこそ私は、まずお話をしながら要件を練り、小さな実験的ソフトを実際に動かしてみて、そこで生じた気づきを踏まえて改善するというアプローチを大切にしています。これにより、最終的には「必要な機能だけ残っているシンプルなシステム」になり、開発コストも削減しやすくなるのです。

もし、すでに完全に固まった大規模仕様があり、ただそれを実装してほしいという依頼であれば、私よりももっと大規模開発に慣れたチームや企業に任せたほうが良いかもしれません。私のところでは「仕様を一緒に考え、段階を踏んで最適化していく」部分に強みを置いているからです。もちろん、条件や時期(私が暇であるなど)によってはお引き受けできることもありますが、基本的には“伴走型”で開発を行いたいという思いが強いです。

デザインは苦手。でも、だからこそ機能と使いやすさに注力

私は派手な演出やビジュアルデザインが得意ではありません。基本的にエンジニア畑の人間ですし、デザインを専門的に学んだ経験も先天的なセンスもありません。見ている人の感情を大きく揺さぶるような華やかさは期待しないでください。

しかし事務仕事の経験が多いこともあり、“使ってみてわかりやすい”“ミスが起こりづらい”といった実務的な使い勝手にはとことんこだわるようにしています。例えば、誤ってデータを消してしまわないように警告を出す仕組みを入れたり、入力必須項目の抜け漏れがわかりやすい画面を作ったり。派手ではなくとも、業務を円滑に回すために必要な設計・機能を丁寧に構築するのが、私の強みです。

もし見栄えの面で本格的なデザインが必要なら、外部のプロデザイナーと連携してプロジェクトを進めることも可能です。あくまで私はバックエンドと業務ロジックの実装に注力しながら、お客様がより使いやすくなるようなUI/UXデザインの基礎的な部分は全力でサポートさせていただきます。

共に踏み出す一歩 ~一緒に検討してみませんか?~

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。少し長くなりましたが、私はこのように「中小企業・零細企業のIT導入が抱えるハードル」を共有し、それを乗り越えるために小さいステップから着実に成果を生み出すことを大切にしています。

  • 「どこが一番問題なのか、まだはっきりしていないが、とにかく効率化はしたい」
  • 「既存のエクセル管理やパッケージソフトに限界を感じている」
  • 「AIや数理モデルに興味はあるけど、どう使ったらいいか分からない」
  • 「できれば開発から運用まで、長く付き合ってくれる人に任せたい」

もし、このようなお悩みや希望が少しでもあるなら、ぜひ一度私にお声がけください。「詳しくないから」と遠慮する必要はまったくありません。最初はざっくりとした課題感で構いませんので、気軽にご相談いただければ嬉しいです。

お問い合わせやお見積りのご依頼は、お問い合わせよりお気軽にどうぞ。

私がお手伝いできることは決して大掛かりではないかもしれません。しかし、中小・零細企業が目指すゴールに最も近い解決策を、一緒に見つけ出して形にする——それが私の何よりの喜びです。